ショット/デュラン関連

ショットとは

ショットはカールツァイス財団が所有するショットAG(本社、ドイツマインツ市)を中心に、テクノロジーを基盤に持ち、特殊ガラスの開発、製造、販売を行うグローバルな企業グループです。
そのテクノロジーは特殊ガラス、ガラスセラミックスを始めとした様々な用途の特殊材料、コンポーネントシステムの開発・製造・供給を可能とし、その市場は光学、家電、エレクトロニクス、医薬品包装、太陽エネルギー等様々な分野におよびます。同時に、社会や環境に対しても責任のある研究開発を心がけております。
グループ全体では 35ヵ国に製造及び販売拠点で16,000名の従業員が携わっており、世界中に活動を展開しております。

デュラン®ガラスとは

1897年にオット―ショットにより開発されたデュラン®は、多様な加工適性、非常に優れた寸法公差、高い光学特性を持っており、理化学分野、医薬品用容器素材、工業分野において、幅広く使用されている代表的なホウケイ酸ガラスです。

デュラン®ガラスの特長

DURAN®製品は安定性、加工性の良さ、および急激な温度変化に対する耐熱性の高さでよく知られております。
熱膨張が非常に低く、研究室及び大規模な化学プラントでのご利用に最適なガラスです。
また防食性が高く、強度な化学薬品に対してもほとんど中性を保ちますので、他の材料に比べて有利です。
ホウケイ酸ガラスは、耐熱性、耐酸性が高いだけではなく、塩溶液、有機化合物、そしてハロゲン物質に対して高い耐久性があります。

DURAN®ガラス管、毛細管およびムク棒にはアルカリに対しても高い耐久性があります。
DURAN®ガラス管、毛細管およびムク棒は全てのサイズで非常に高度な精度を持っています。
また特別にご要望に応じて、風冷強化品も供給可能です。

DURAN®ガラス管、毛細管およびムク棒はSCHOTT AG社の他製品と同様、最新の製造技術で生産されています。当社のDURAN®ホウケイ酸ガラス3.3を使った製品は、主な国際的基準に該当しています(例えば、ISO 3585そしてASTM E438, Type l, class A)。
生産工程は全自動制御による完璧な品質管理システムのもとで製造されています。
SCHOTT AG社はDIN EN ISO 9001に準拠し、TÜV CERTから認可されています。

デュラン®ガラスの用途

DURAN®ガラス管、毛細管およびムク棒は広範囲にわたって利用できます。
主な利用用途は、研究機関や化学工業分野における試験管やフィルター機器、あらゆる種類の冷却装置や蒸留装置など、多様な製品への使用が可能です。
DURAN®ホウケイ酸ガラス3.3を使ったガラス管、毛細管およびムク棒は大規模な化学プラントや汚水処理プラント、排水管や測定または制御技術、さらにソーラーコレクターや排ガス脱硫装置などの環境技術で需要が増えてきています。また熱交換器、防爆管や流量計にも利用されています。

規格表などの技術資料は
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